
Amazonふるさと納税は他のサイトとは何が違うのかな?

どんな人におすすめなのか、メリットやデメリットと共に詳しく解説します。
2024年12月19日、Amazonが待望のふるさと納税サービス「Amazonふるさと納税」を開始しました。
このサービスは、日本全国の地域活性化や中小企業支援を目指しており、Amazonの使いやすさと、ふるさと納税の魅力を組み合わせた画期的なプラットフォームです。
本記事では、Amazonふるさと納税はどんな人におすすめなのか、メリットやデメリット、やり方(申込方法)アンケートを提出し忘れた場合の対処法についても詳しく解説していきます。
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
Amazonふるさと納税がおすすめの人5選
実際にサービスを利用して感じた、Amazonでのふるさと納税をおすすめできる方をまとめました。
- Amazonの利用に慣れている人
普段からAmazonを利用している方は、使い慣れたインターフェースで簡単に寄附ができます。 - ふるさと納税の手続きに慣れている人
Amazonふるさと納税は他のポータルサイトよりワンストップ申請に難があります。 - 返礼品の迅速な受取りを希望する人
一部の返礼品は最短翌日に届くため、早く返礼品を受け取りたい人に適しています。 - 受け取り日時の指定を重視する人
返礼品の受け取り日時を指定したい人にとっては、大きなメリットとなります。 - Amazon Mastercardを持っている人
ポイント還元特典を最大限に活用できるため、お得に寄付ができます。
上記のどれかにあてはまる方にはおすすめでしょう。
しかし、まだまだふるさと納税のポータルサイトとして使いやすいサイト設計とは正直言い難い印象です。初めてふるさと納税を申込む方へはおすすめできないかなと思いました。
それまでは、楽天スーパーセールやお買い物マラソン、SPU(スーパーポイントアッププログラム)などでポイントがたまりやすい楽天ふるさと納税や、アプリで簡単にワンストップ特例申請の手続きまで行なえるさとふるなどがおすすめです。
ただし、2025年10月からポータルサイトのポイント付与が禁止になります。
その時までに、Amazonふるさと納税のサイト設計が使いやすいように改善されていれば、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

結論、初心者さんやポイントを貯めている方は他の選択肢がいいかもしれませんね。
【楽天ふるさと納税】とは?
楽天ふるさと納税では、寄付額に応じて楽天ポイントが貯まります。また、貯まったポイントを寄付に使用することも可能です。
最低でも寄付額の1%のポイントが付与され、楽天カードの利用や、楽天スーパーセールなどのキャンペーン期間中の寄付で、5~20%超のポイントを獲得できます。
これは他のふるさと納税ポータルサイトと比較して高いポイント還元率となっております。
【さとふる】とは?

ふるさと納税初心者でも利用しやすいサイト設計と丁寧な顧客サービスを提供しています。
カスタマーサポートが充実しており、ワンストップ特例申請や確定申告の手続きサービスも簡単に利用できます。
また、独自のランキングを掲載し、返礼品選びをサポートしています。
Amazonふるさと納税のメリットとデメリット

Amazonふるさと納税は、Amazonのウェブサイト上で直接ふるさと納税の寄付ができるサービスです。
参照元:PR TIMES
全国約1,000の自治体が参加し、約30万もの返礼品が登録されています。
Amazonふるさと納税は、Amazonの既存のアカウントを使って、普段の買い物と同じような感覚で寄付ができることです。
使い慣れたプラットフォームで簡単に寄附ができ、返礼品の迅速な配送や受け取り日時の指定ができるなど、多くのメリットがあります。
一方で、サービス利用の制限や支払い方法の制限などのデメリットもあります。
Amazonふるさと納税のメリット5選
- 使いやすさと利便性
- 迅速な返礼品の配送(最短翌日配送)
- 受け取り日時指定が可能
- Amazon限定返礼品
- ポイント還元特典
1.使いやすさと利便性
Amazonの使い慣れたプラットフォームを使用することで、普段の買い物と同じ感覚で寄付ができるため、ふるさと納税を気軽に利用できます。
2.迅速な返礼品の配送(最短翌日配送)
Amazonの物流ネットワークを活用することで、一部の返礼品は最短で翌日に受け取ることができます。
これは、従来のふるさと納税サービスにはないAmazonふるさと納税の最大のメリットです。
3.受け取り日時指定が可能
冷凍食品や生鮮品など、受け取りタイミングが重要な返礼品でも、日時指定ができるため利便性が向上します。
旅行や不在時でも安心して利用できますね。


ただし、日付指定が可能なのは【primeマーク】がついている返礼品に限られています。
4.Amazon限定返礼品
出典:Amazonふるさと納税
約30万もの返礼品が登録されており、今後さらに拡大していく予定です。
また、Amazonふるさと納税限定の返礼品も用意されているため、より多様な選択肢から自分に合った返礼品を選ぶことができます。
5.ポイント還元特典
出典:Amazon
Amazon Mastercardを利用すると、プライム会員は寄付額の2%、非会員は1.5%分のAmazonポイントが還元されます。
Amazon Mastercardは、Amazonでのお買い物をより便利でお得にするクレジットカードです。
新規入会時や利用時にポイントがもらえるキャンペーンを頻繁に実施しており、上手に活用することで大きなメリットを得られます。
Amazonふるさと納税のデメリット5選
- ワンストップ特例制度を利用するにはアンケートの提出が必要
- XML形式の証明書発行を行っていない
- 支払い方法が限定的
- 他のサイトと比べてポイント還元で不利
- ECサイト感覚での利用増加の懸念
1.ワンストップ特例制度を利用するにはアンケートの提出が必要
寄付申込完了後に表示されるリンクから、アンケートを回答し、住民票に記載の氏名・住所の登録、ワンストップ特例制度の利用希望有無を回答する必要があります。
Step 7: 寄付の確定でも解説いたしますが、アンケートを提出しない場合、Amazonウォレットに登録されている住所が住民票住所となります。
特に、ワンストップ特例制度を利用する方は住民票に記載の住所を必ずアンケートで提出しましょう。


特に年末はアンケートを提出しないと申請期限内(翌年1月10日)にワンストップ特例制度を申請できなくなる可能性があるので注意が必要です。
重要事項なのにアンケートの提出が任意となっている点は、Amazonふるさと納税特有の大きなデメリットといえます。
初めてふるさと納税をされる方は、Amazonふるさと納税はじめてガイドを確認してからお申し込みすることをおすすめいたします。

やはり、アンケートに関するトラブルがとても多くあがってきています。
2.XML形式の証明書発行を行っていない
Amazonふるさと納税では、XML形式の寄付金控除に関する証明書の発行を行っていません。
これは確定申告を行う人にとって大きなデメリットとなります。
XML形式の証明書には以下のような利点があります。
【利点】
多くの主要ふるさと納税サイトではこのXML形式の証明書発行を行っているのに対し、Amazonふるさと納税では対応していません。
この結果、Amazonふるさと納税を利用した場合以下のような懸念点があります。
【懸念点】
XML形式の証明書が発行されないことで、確定申告の際の利便性が大きく損なわれるため、特に複数の自治体に寄付をする人や、確定申告を自身で行う人にとっては重要な考慮点となります。
3.支払い方法が限定的

クレジットカードとデビットカードのみの支払いに限られており、他の支払い方法は受け付けていません。
- PayPay
- 現金払い
- 銀行振り込み
4.他のサイトと比べてポイント還元で不利
Amazonでは、AmazonMasterカードをもっていないとAmazonのポイントはつきません。
また、楽天ふるさと納税やさとふるなど他の大手ふるさと納税サイトでは10%~20%以上のポイントが付くのに対し、Amazonは他のふるさと納税サイトと比べると還元率が低いです。
※Amazon Mastercardでの寄付でプライム会員は2%(非会員は1.5%)

そういえば、2025年10月1日からはポイントやマイルなどの付与が禁止なるんだよね?

そうですね!ポイント付与がなくなった場合、配送の速さが他のサイトとの大きな違いになりますね。
5.ECサイト感覚での利用増加の懸念
ふるさと納税が単なる「お得な買い物」としての側面を強める可能性があります。
これにより、制度本来の目的である地域支援の意識が薄れる懸念があります。
Amazonふるさと納税のやり方(申込方法)


ここからは、実際にAmazonふるさと納税を利用する方法について、ステップバイステップで解説していきます。
※すでにAmazonアカウントがあることを前提に解説していきます。
Step 1: Amazonアカウントへのログイン
まず、Amazonのウェブサイトにアクセスし、自分のAmazonアカウントにログインします。
Amazonふるさと納税は既存のAmazonアカウントを使用するため、新たな登録は必要ありません。

↓
ログイン情報を入力し、【次に進む】をタップしましょう。

Step 2: Amazonふるさと納税ページへのアクセス
Amazonのトップページから「ふるさと納税」をタップしてください。
そうすると、ふるさと納税専用のプラットフォームへアクセスすることができます。

Step 3: 寄付先自治体、返礼品の選択
Amazonふるさと納税では約30万もの返礼品が登録されているため、自分の好みや需要に合った返礼品を見つけることができるでしょう。

こんなに返礼品が多いとどうやって返礼品をえらべばいいの???

お任せください!返礼品を選ぶときの方法を解説していきます。
Step 3-1:自治体で選ぶ
Amazonふるさと納税のトップページでは、全国約1,000の参加自治体から寄付先を選ぶことができます。
地域別や人気順など、様々な方法で自治体を探すことができます。
自治体の返礼品一覧から、希望する返礼品を選びます。


下記記事ではふるさと納税で人気の自治体を紹介しています。
Step 3-2:最短翌日お届けの返礼品特集から選ぶ
アマゾンのもっとも強みとする、配送が早い返礼品特集が組まれています。

Step 3-3:Amazon限定返礼品特集から選ぶ
Amazonふるさと納税のみで取扱っているAmazon限定返礼品の特集が組まれています。

Step 3-4:カテゴリーで選ぶ
カテゴリーをタップすると、様々なカテゴリーから返礼品を選ぶことができます。

Step 3-5:検索で選ぶ
皆さんの好きなワードを検索してみましょう。

返礼品に応じた寄付金額が表示されます。
ふるさと納税の制度に基づき、寄付金額の3割以下の価値の返礼品が表示されます。
Step 4: 返礼品の申込

今回はカテゴリーから魚介類・水産加工品を選んでみました。

↓
ふるさと納税の中でも人気の【北海道別海町】のほたてを申込みます。

↓
内容に間違いなければ【カートに追加する】をタップします。

↓
カートの中身を確認し間違いなければ【ふるさと納税のレジに進む】をタップします。


北海道別海町のホタテは「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」「さとふる」「ふるなび」でも申込むことができます。
\ それぞれのサイトでチェック /
Step 5: 【重要】寄付者情報の確認・変更
こちらの情報登録がAmazonふるさと納税を申込むうえでもっとも重要な事項となります。
上段で表示される【注文を確定する】で申込みを確定することはおすすめしません。
必ず、下記に記した各項目の確認を行ったのち【注文を確定する】をタップしましょう。

Step 5-①:寄付金額の確認
選択した寄付金額に誤りがないか確認しましょう。

- 寄付金額の確認
- Amazonウォレットの確認(重要)
- お支払方法の確認
- お届け先の確認
- 到着予定の確認
- 返礼品の確認
Step 5-②:Amazonウォレットの確認
次ページで行われるアンケートを提出しない場合、Amazonウォレットに登録されている請求先住所・氏名が住民票に記載のものと一致しているとみなされます。

上記必須確認事項であげた②Amazonウォレットの設定確認について詳しく解説します。

クレジットカードやAmazonギフト券など、複数の選択肢から選ぶことができます。
特段事情が無ければ、いつも利用しているデフォルトの支払いカードを選択します。
↓
Step 5-③:お支払方法の確認
【編集】をタップし、編集画面へと遷移します。

↓
【請求先住所】が旧住所になっている場合があります。住民票に記載されている住所に変更しましょう。

変更が終了したら【保存】をタップして、注文画面に戻ります。

お支払い方法が選択したものになっているか確認しましょう。

Step 5-④:お届け先の確認
【お届け先住所を変更】をタップすると以下の画面へ遷移します。

Amazonに登録されているすべての住所がでてきますので、返礼品を配送したい住所を選択してください。
あわせて【配送指示(置き配含む)】も変更しておくとよいでしょう。

ご希望の配達方法を選択し、【保存】をタップしてください。
食品を選んだ場合は品質の観点から、なるべく対面での受け取りにしましょう。
↓


返礼品のお届け先に間違いがないか確認しましょう。返礼品のお届け先に間違いがないか確認しましょう。
Step 5-⑤:到着予定の確認
到着予定を確認しましょう。(初回配達で受け取れる配送時期を選択しましょう)

Step 5-⑥:返礼品の確認
選択した返礼品に間違いないか確認しましょう。

Step 6: 寄付の確定
最後に、寄付内容を確認し、問題がなければ【注文を確定する】をタップしましょう。


わ~!これで申込終了で一安心だね!

ちょっと待った!一安心するにはまだ早いです!

え?!まだ何かやり残したことがあるの?

Amazonには寄付金の使い道の指定や、ワンストップ特例申請書の有無の確認などのアンケートに答える必要があるんです。

↓

アンケートを提出しなかった場合、寄付金の使い道を指定できないほか、ワンストップ特例申請書は送付されないため、オンライン申請ができない方(マイナンバーカードを持っていない方)は自分でワンストップ特例申請書をダウンロードしなければならないので注意が必要です。
また、アンケートを提出しなかった場合、Amazonウォレットに登録されている住所が住民票に記載の住所とみなされますのでしっかりと確認し手続きを行いましょう。

ワンストップ特例制度について解説してますのであわせてご覧ください。
Step 7:申込完了
アンケートを提出し、下記画面が出てきたら正常に申込みが完了となります。


お疲れさまでした!ふるさと納税の恩恵を受けるために、しっかり控除申請を行いましょう。
アンケートを提出し忘れた場合の対処法
Amazonふるさと納税は、アンケートを提出し忘れた場合ワンストップ特例制度をスムーズに活用することが難しくなる場合が多いです。
しかし、対処方法がないわけではありません。
アンケートを提出し忘れた方は、下記の対処方法を行うようにしてみましょう。
※今回は【ふるまど】を採用している自治体での対処方法となります。
アンケート未提出でワンストップ特例制度をおこなうための対処方法はオンライン申請か紙申請かによって方法が異なります。
オンライン申請の場合
Step 1:【ふるまど】にアクセス
ふるまど公式でもAmazonふるさと納税でアンケートを提出していない方への案内が発表されました。
アンケートを提出していない方は【【ご注意】Amazonふるさと納税で寄附をされた方へ】をタップしてください。


Amazonふるさと納税で申込んだ方専用のフォーマットとなっています。
Step 2:アカウントの有無の確認
ふるまどのアカウントの有無によって選択肢がかわります。
※アンケートに未回答の方は、「ワンストップ特例申請を希望しない」を選択された場合と同じ手続きとなります。


今後もふるさと納税を利用する方はアカウントを作成しましょう。
Step 3:【ふるまど】にログイン
今回はアカウントを保有している状態で説明していきます。
アカウントをお持ちの方は、ログイン情報を入力し【ログイン】をタップしましょう。

Step 4:寄付情報の入力
各項目を正しく入力し【寄附を確認する】をタップしてください。


寄附(整理)番号は、寄付申込後に自治体から送られてくる寄付完了のお知らせメールに記載されている14桁の番号です。
Step 5:追加寄付の確認
追加完了したらTOPページに追加なりますので確認し、そこからオンライン申請を行ってください。


オンライン申請の方法も詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
紙申請の場合
Step 1:【ふるまど】を検索
Googleなどの検索エンジンで【ふるまど 寄付した自治体名】で検索してください。

Step 2:【ふるまど】にアクセス
機能一覧の【ワンストップ申請書ダウンロード】をタップしましょう。


背景がオレンジになっている【ふるまど】が目印です。
Step 3:寄付情報の入力
【寄附受付No.】と【氏名】を漢字で入力したら【検索する】をタップしてください。


【ポータルサイト注文番号】では該当寄附がみつからないことが多いため、【寄附受付No.】を入力するようにしましょう。
Step 4:検索結果の確認
Amazonアカウントに登録されているメールアドレス宛に、ワンストップ特例申請書をダウンロードするためのURLが送られてきます。


セキュリティー上マスキングされたアドレスが表示されますが、きちんと受信できていれば問題ありません。
Step 5:メールの確認
メールが届いたら、ワンストップ申請書ダウンロード先URLをタップしましょう。

Step 6:ワンストップ申請書をダウンロード
こちらの【ダウンロード】から申請書一式をダウンロードし、プリンターから出力しましょう。プリンターをお持ちでない場合は、最寄りのコンビニなどのプリンターで出力しましょう。

その他の場合
前述した対処方法でも解決しない場合、Amazonの注文履歴から申込んだ返礼品を選択し出品者の問い合わせ先に連絡しましょう。

まとめ
Amazonふるさと納税は、Amazonの利便性とふるさと納税の魅力を組み合わせた画期的なサービスです。
使い慣れたインターフェース、迅速な返礼品の配送、豊富な選択肢など、多くのメリットがあります。
一方で、サービス利用の制限や返礼品の在庫状況、寄付金控除の手続きなど、いくつかの注意点もあります。
これらを踏まえた上で、自分に合った形でAmazonふるさと納税を活用することで、より便利に、そして効果的に地域貢献を行うことができるでしょう。
Amazonふるさと納税は、ふるさと納税の新しい形として、今後さらなる発展が期待されています。
地域活性化や中小企業支援という本来の目的を達成しつつ、より多くの人々が気軽に参加できるプラットフォームとして成長していくことでしょう。
現状Amazonふるさと納税は、特にAmazonの利用に慣れている人や、返礼品の迅速な受け取りを希望する人にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
ぜひ、この新しいサービスを活用して、自分に合った形での地域貢献を始めてみてはいかがでしょうか。
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